書写能力の社会的構成をめざす国語科書写学習指導のあり方 : 全国学力・学習状況調査の設問から

白鳳短期大学研究紀要 12 号 47-54 頁 2018-03-01 発行
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ファイル情報(添付)
JournalofHakuhoCollege_12_47.pdf 2.66 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
書写能力の社会的構成をめざす国語科書写学習指導のあり方 : 全国学力・学習状況調査の設問から
タイトル ( eng )
A Social Constructivist Approach to Improving Handwriting Performance at Japanese Language Education: By Reviewing the Question on National Assessment of Academic Ability 2007-2017
作成者
舟橋 秀晃
収録物名
白鳳短期大学研究紀要
12
開始ページ 47
終了ページ 54
抄録
2007(平成19)年度から2017(平成29)年度までの全国学力・学習状況調査国語Aならびに国語Bのうち、国語科書写の17問を分析したところ、三つの特徴を見出せた。
その第一は、書写授業の状況と文脈が設定されている設問の存在である。第二は、書写授業以外の学校生活における状況と文脈のある設問の存在である。第三は、学校以外の日常生活における状況と文脈のある設問の存在である。これらの特徴から、各設問に文脈依存性への配慮や状況論の影響を見出すことができる。
国語科書写学習では、旧来は書字の正誤を問題としてきたが、日常生活に生きる学びとするには、状況に応じて書の適否を見極める判断力の育成こそが肝要であり、その見地から学習者自身の批評や鑑賞の観察眼を鍛える学習、あるいは筆記具や場面など状況を様々に変えての反復練習が、今後の学習指導改善には求められる。
This study describes the results of analyzing 17 questions of handwriting on National Assessment of Academic Ability, 2007-2017.
The result shows that those questions have the situations and the context of the handwriting lessons, school life and social life based on context dependency and situated learning.
In order to be a useful learning for the daily life, Japanese language courses should teach how to judge the handwriting suitability according to the situation, and train learner's eye for beauty of handwriting.
著者キーワード
状況的学習
実践知
資質・能力
Situated Learning
Practical Wisdom
Competency
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
白鳳短期大学
発行日 2018-03-01
権利情報
Copyright (c) 2018 白鳳短期大学
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1882-2894
[NCID] AA12471407