運動有能感を高めるソフトボールの授業 : 統制感を伸ばす
学部・附属学校共同研究紀要 44 号
287-296 頁
2016-03-24 発行
アクセス数 : 2433 件
ダウンロード数 : 1812 件
今月のアクセス数 : 12 件
今月のダウンロード数 : 24 件
この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://doi.org/10.15027/40490
ファイル情報(添付) |
AnnEducRes_44_287.pdf
739 KB
種類 :
全文
|
タイトル ( jpn ) |
運動有能感を高めるソフトボールの授業 : 統制感を伸ばす
|
タイトル ( eng ) |
Sports Competence in Softball : How to Improve Control
|
作成者 |
岩部 順
生関 文翔
|
寄与者 | 足立 達也 |
収録物名 |
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
|
号 | 44 |
開始ページ | 287 |
終了ページ | 296 |
収録物識別子 |
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
|
抄録 |
本研究の目的は,ソフトボール初心者の中学2年生を対象に技術認識の向上によるパフォーマンスの向上と戦術学習により,自分で結果をコントロールできる自信である「統制感」を高めることであった。宣言的知識と手続き的知識の学習及び,スモールステップによるペッパーゲームとステップアンドスローのドリルによって学び方を考えながらプレイする授業プログラムを構成した。単元前統制感の高低によって反復測定分散分析を行った。結果,統制感下位群において,身体的有能さの認知,統制感,学習方略が有意に高まった。このことより,統制感下位群の生徒が実際のゲームで使える技術認識を向上させ,自分の上達を実感することによって運動学習に見通しを持って挑戦する意欲が高まったことが明らかになった。学習ノートの記述分析をしたところ,授業の進行とともに「手続き的知識」の記述とともに,「状況判断」や「運営」の記述数が増加した。技術認識と統制感を高めることによって状況判断のあるゲームを楽しんでいることが示唆された。
The purpose of this study was to improve the control of sports competence. It was studied in softball novices among junior high school students (N=61). Learning about declarative knowledge and the procedural knowledge were programmed in physical education classes. Learning from a challenge, the ‘correction pepper game drill’ and the ‘step and throw drill’ by a small step were programed. As for the results of analysis of variance, the learning strategies and physical competence for control were improved in the lower group after the program. It was suggested that this program made the readiness to enjoy softball with making a prediction and judgment.
|
NDC分類 |
教育 [ 370 ]
|
言語 |
日本語
|
資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学学部・附属学校共同研究機構
|
発行日 | 2016-03-24 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679
|