通常の学級において特別な支援を必要とする子どもへの支援 : 「お掃除名人」として認められる過程を通して

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タイトル ( jpn )
通常の学級において特別な支援を必要とする子どもへの支援 : 「お掃除名人」として認められる過程を通して
タイトル ( eng )
An Intervention for a Child with Special Needs at a Regular Classroom : A Process of being Recognized as “a Specialist of Cleaning”
作成者
収録物名
広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要
The Bulletin of the Center for Special Needs Education Research and Practice Graduate School of Education, Hiroshima University
14
開始ページ 97
終了ページ 104
抄録
本研究では,通常の学級において対象児が周囲に認められ,自信を持つ過程を明らかにした。その際,小学校と家庭との間でどのような連携が行われ,具体的にどのような支援が行われたのかを検討した。また,「お掃除名人」として表彰され,周囲に認められたことを基点として,表彰されたエピソードの前後における対象児の様子を分析した。その結果,対象児が「お掃除名人」として表彰される前の時期には,自分自身に対するネガティブな発言が見られたが,「お掃除名人」として認められた後には,そのような発言は減少し,その後も自分の与えられた掃除の役割に継続して取り組んでいた。そのため,対象児は学級の友達からも頑張りを認められていた。この背景には,第1に小学校と家庭との間で対象児の様子について密な連携があったことが挙げられる。第2に対象児が学んだことを実際に活動の中に活かそうと思うような支援を先生や保護者が実施できたためだと考える。
In this study, we clarified process of getting confidence and be recognized in the class. At that time, we examined how to cooperate with elementary school and children’s family and how to concrete support him. We analyzed children’s behavior basing point of becoming “Specialist of cleaning”, before “Specialist of cleaning” and after “Specialist of cleaning”. In the result, he had talked negative words before “Specialist of cleaning”, but decreased negative words after “Specialist of cleaning”, and continued role of his given cleaning. Therefore, he was recognized about his cleaning work. Behind this background, first is thickly cooperation with elementary school and his family. Second is support him to exploit actually learning.
著者キーワード
通常の学級における支援
家庭との連携
自己肯定感
support at regular class
cooperation with elementary school and children’s family
self-affirmation
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター
発行日 2016-03
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1883-5406
[NCID] AA12383831