目視観察による有明海表面付近におけるユウレイクラゲの密度推定 <原著論文>

広島大学総合博物館研究報告 7 号 21-26 頁 2015-12-25 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
目視観察による有明海表面付近におけるユウレイクラゲの密度推定 <原著論文>
タイトル ( eng )
Estimation of density of the semaestome jellyfish Cyanea nozakii Kishinouye, 1891 in surface waters of Ariake Sea by visual observation <Article>
作成者
近藤 裕介
岡田 昇馬
橋本 周一郎
齊藤 充志
片岡 聖
田中 隼人
加藤 幹雄
収録物名
広島大学総合博物館研究報告
Bulletin of the Hiroshima University Museum
7
開始ページ 21
終了ページ 26
収録物識別子
[PISSN] 1884-4243
[EISSN] 1884-3999
[NCID] AA12459864
抄録
有明海表面付近におけるユウレイクラゲの密度を調査するために2014年10月,豊潮丸船上から目視観察を行った。早崎瀬戸-熊本港沖合間(10月27日,12:35-15:35),熊本港-有明海中央部St-B間(10月28日,8:15-10:15)および有明海中央部St-B-熊本港間(10月29日,14:00-16:00)ではそれぞれ3.2~19.4個体/0.1 km2,13.0~114.5個体/0.1 km2,4.3~110.2個体/0.1 km2を示した。今回の調査においてユウレイクラゲの有明海における分布様式は集中分布を示し,ユウレイクラゲの密度と観測区間内の平均風速の間に有意な負の相関が見られた。
We estimated the density of the semaestome jellyfish Cyanea nozakii Kishinouye, 1891 in the surface waters of Ariake Sea by visual observation in October 2014. The densities of the jellyfish were 3.2-19.4, 13.0-114.5, 4.3-110.2 individuals per 0.1 km2 along three respective lines, namely, Hayasaki Seto to Kumamoto Port (27 October, 12:35-15:35), Kumamoto Port to St-B (28 October, 8:15-10:15), and St-B to Kumamoto Port (29 October, 14:00-16:00). Our observational data showed that C. nozakii had a clumped distribution in the sea. The density of C. nozakii correlated negatively with wind speed.
著者キーワード
有明海
ユウレイクラゲ
密度
集中分布
Ariake Sea
Cyanea nozakii
density
clumped distribution
内容記述
本研究の一部は科学研究補助金(基盤研究(B),No.25304031)の援助を受けたものである。
NDC分類
動物学 [ 480 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学総合博物館
発行日 2015-12-25
権利情報
Copyright (c) 2015 広島大学総合博物館 Hiroshima University Museum
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1884-4243
[NCID] AA12459864