「接客業」という概念について <論文>

広島大学マネジメント研究 16 号 1-16 頁 2015-03-20 発行
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ファイル情報(添付)
HUMR_16_1.pdf 1.24 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
「接客業」という概念について <論文>
タイトル ( eng )
A Study on the Concept of Sekkyakugyou <Paper>
作成者
王 文娟
収録物名
広島大学マネジメント研究
Hiroshima University Management Review
16
開始ページ 1
終了ページ 16
収録物識別子
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355
抄録
「ホスピタリティ」概念の受容と共に,「ホスピタリティ産業」の主張も見られ,既存の概念「接客業」を振り返ることが必要になった。本稿は文献調査をもとに,「接客業」という概念をめぐって,無償の「接客」行為が「接客業」まで発展してきた流れ,及び「接客業」という概念の外延と内包の変遷を考察してみた。元来礼儀作法・社交文化の一部とする「接客」が,経済発展や産業化の進行につれて,家庭内から社会へ広がってきたことを明らかにした。「接客業」は,一時的に,専門用語として取り上げられたが,戦後「サービス業」に置き換えられた。その理由は,言語外から考えれば,政治・経済などの社会状況及び産業構造の変化といった要因が挙げられ,言語内から考えれば,「接客業」に付加された「暗示的な意味」がその一因だと思われる。現在専門用語として扱われていないが,日常語としてまだ広く使われている。それは,「接客業」という概念が「接客」の定着と共に,すでに日本語に定着しており,また,「暗示的な意味」で敬遠されている時もあるが,逆に言うと,婉曲語のような便利さもあるからだと考えられる。
著者キーワード
接客
無償
有償
産業化
暗示的な意味
NDC分類
商業 [ 670 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学マネジメント学会
発行日 2015-03-20
権利情報
Copyright (c) 2015 by Author
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355