青年期における両親への相談行動について : 利益とコストの予期,親子関係に焦点を当てて <論文>

広島大学心理学研究 13 号 191-209 頁 2014-03-31 発行
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タイトル ( jpn )
青年期における両親への相談行動について : 利益とコストの予期,親子関係に焦点を当てて <論文>
タイトル ( eng )
The consulting to parents in the youth : Focus on anticipation of the profit and the cost, and parenthood <Article>
作成者
武田 裕子
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
13
開始ページ 191
終了ページ 209
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
大学生にとって,親は身近な相談相手となり得るが,親への相談行動やその利益とコストに関する研究は少なく,利益とコストを測定する尺度も作成されていない。本研究では,親への相談行動の利益・コスト尺度を作成し,その信頼性と妥当性を検討することで,親への相談行動に特有の利益・コスト尺度を作成した。次に,親への相談行動意図や利益・コストの性差と父母差,相談行動に影響を及ぼす変数を検討した。そして,女性の方が母親に相談しやすいことが示された。また,親との信頼関係が相談実行の利益である「ポジティプな結果」を予期させ,親への相談を促進させることや,親からの心理的分離が相談回避の利益である「自助努力による充実感」を予期させ,父親への相談を抑制させることが示された。
著者キーワード
親への相談行動
利益とコストの予期
親子関係
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2014-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129