大学生における過剰適応と家族機能の関連 : 家族と自己の変容過程に注目した回想法を用いて <論文>

広島大学心理学研究 13 号 107-127 頁 2014-03-31 発行
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タイトル ( jpn )
大学生における過剰適応と家族機能の関連 : 家族と自己の変容過程に注目した回想法を用いて <論文>
タイトル ( eng )
Relationships among over-adaptation and family function in the university students : Transformation process of the family and the self <Article>
作成者
星野 美欧
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
13
開始ページ 107
終了ページ 127
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
過剰適応青年は,親や家族からの過剰な期待に応えようとするため,自分の欲求を過度に抑えた結果として,問題行動を起こすと考えられている。本研究では,過剰適応青年における,欲求が満たされていない状態と家族機能の関連について検討を行った。その結果,過剰適応と欲求が満たされてない状態は関連しており,家族機能のバランスがとれていた群では過剰適応傾向が低いことが示された。さらに過剰適応青年に問題が生じた後の過剰適応青年とその家族の変容過程について検討を行った。その結果,過剰適応と欲求が満たされてない状態は関連しており,家族機能のバランスがとれていた群では過剰適応傾向が低いことが示された。また,家族機能の群ごとに,過剰適応の青年が表した問題への対応が異なることが示され、過剰適応青年とその家族が相互に影響しあい,変容していく過程が示された。
著者キーワード
過剰適応
家族機能
適応
青年期
変容過程
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2014-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129