人は罪悪感を感じた時に何をするか : 罪悪感喚起状況別の分類 <論文>

広島大学心理学研究 13 号 61-68 頁 2014-03-31 発行
アクセス数 : 4742
ダウンロード数 : 14112

今月のアクセス数 : 44
今月のダウンロード数 : 38
ファイル情報(添付)
HPR_13_61.pdf 526 KB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
人は罪悪感を感じた時に何をするか : 罪悪感喚起状況別の分類 <論文>
タイトル ( eng )
How do people react when they feel guilt? Classification by Situational Guilt Inventory <Article>
作成者
古川 善也
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
13
開始ページ 61
終了ページ 68
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
罪悪感は,自分が何か悪いことをしたり,規範から逸脱してしまったりした時に生じる不快な感情であり,その不快な状態を改善させるような様々な反応を促す。本研究では罪悪感が生じた際にどのような反応が引き起こされるのか,また罪悪感の喚起状況の違いによって反応に違いがあるのかについて検討を行った。その結果,罪悪感が生じた際の反応は大きく「向社会的行動」「向社会的意図」「回避的反応」「反応なし」に分類できることが見出された。また,有光(2002a)の罪悪感喚起状況尺度に基づいて罪悪感を感じたときの出来事を分類した結果,他者に危害を加えるような状況において罪悪感が生じた際の反応としては「向社会的行動」が多く,ルール違反などをするような状況において「反応なし」が多く,「向社会的行動」が少ないことが示された。
著者キーワード
罪悪感
罪悪感喚起状況
向社会的行動
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2014-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129