大学生を対象とした箱庭制作後の言語的やりとりの検討 : 自己理解を促すための質問 <論文>

広島大学心理学研究 12 号 197-216 頁 2013-03-31 発行
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タイトル ( jpn )
大学生を対象とした箱庭制作後の言語的やりとりの検討 : 自己理解を促すための質問 <論文>
タイトル ( eng )
Examination of the linguistic exchange after the miniature garden work for a college student : The question for urging self-understanding
作成者
藤岡 美紀
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
12
開始ページ 197
終了ページ 216
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
これまでに箱庭制作後の言語的やりとりについて言及されてこず,箱庭制作後の作品についてどのように取り扱うかが課題であると指摘されてきた。青年期では,自己理解教育が必要であるといわれていることから,本研究では自己理解を促進させるために箱庭制作後の言語的やりとりにおいてどのような質問ができるかについて明らかにすることを目的とした。まず大学生を対象に収集した箱庭制作後の語りから,クライエント用箱庭療法面接のための体験過程スケールをもとに新たな評定基準を作成した。次に,自己理解を促進すると想定した質問によって表出された語りを新たな基準を用いて分類し,各質問の特徴を明らかにした。その結果,自己像に関する質問では自己像のイメージが生じた時の違いによって自己理解の促進の程度に差が見られることが明らかになった。また一番印象的な玩具に関する質問では,個人的体験が語りに反映されやすく,自己理解が促進されやすいことが明らかになった。
著者キーワード
箱庭制作
言語的やりとり
自己理解を促すための質問
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2013-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129