大学生の自己愛的甘えと誇大型・過敏型自己愛傾向との関連 <論文>
広島大学心理学研究 12 号
127-136 頁
2013-03-31 発行
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種類 :
全文
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タイトル ( jpn ) |
大学生の自己愛的甘えと誇大型・過敏型自己愛傾向との関連 <論文>
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タイトル ( eng ) |
The relationship between narcissistic amae, oblivious narcissism, and hypervigilant narcissism in college students
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作成者 |
神谷 真由美
上地 雄一郎
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収録物名 |
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
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号 | 12 |
開始ページ | 127 |
終了ページ | 136 |
収録物識別子 |
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
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抄録 |
本研究は,自己愛的甘えと2 つの自己愛傾向 ( 誇大型・過敏型) との関連を検討することを目的とした。大学生を対象に,自己愛的甘えと誇大型自己愛傾向,過敏型自己愛傾向を測定する尺度を用い,質問紙調査を行った。大学生255 名の回答を分析の対象とした。まず,自己愛的甘えと誇大型自己愛傾向,過敏型自己愛傾向との相関係数を算出した。その結果,中程度の正の相関が認められたのは,過敏型自己愛傾向のみであった ( r=.42~55)。次に,対象者を2 つの自己愛傾向の得点により,それぞれ高群と低群に分類し,「自己愛的甘え」の3 下位尺度得点において,誇大型自己愛傾向(高・低)×過敏型自己愛傾向 ( 高・低) の2 要因分散分析を行った。その結果,誇大型自己愛傾向の主効果は「許容への過度の期待」のみに,過敏型自己愛傾向の主効果は3 下位尺度全てにおいて認められ,いずれも高群が低群よりも有意に高かった。以上から,自己愛的甘えと2 つの自己愛傾向の関連が認められ,特に,過敏型自己愛傾向と密接に関連することが示された。
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著者キーワード |
青年期
甘え
誇大型自己愛傾向
過敏型自己愛傾向
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NDC分類 |
心理学 [ 140 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
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発行日 | 2013-03-31 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129
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