時間的連関性と時間的展望体験が抑うつに及ぼす影響 <論文>

広島大学心理学研究 12 号 61-70 頁 2013-03-31 発行
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タイトル ( jpn )
時間的連関性と時間的展望体験が抑うつに及ぼす影響 <論文>
タイトル ( eng )
Effects of time relatedness and experiential time perspective on depression
作成者
佐藤 裕樹
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
12
開始ページ 61
終了ページ 70
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
本研究は,サークルテストで測定される時間的連関性概念に着目し,従来の研究で一貫していない抑うつに対する影響を,改めて検討した。また,抑うつについては,時間的連関性だけでなく,時間に対する意味づけが重要であると考え,時間的連関性と,時間に対する意味づけ的側面としての時間的展望体験の,抑うつに対する交互作用効果を検討した。結果より,時間的連関性と抑うつの関係は認められず,サークルテストにおける円の連関には必ずしもポジティブな意味づけが随伴しないことが示唆された。また,時間的連関性と時間的展望体験が及ぼす抑うつへの影響について特徴的な交互作用が認められ,意味づけの重要性が示唆された。以上を踏まえ,時間に対する意味づけ的側面を含んだ時間的連関性を扱う必要性のあることが議論された。
著者キーワード
時間的展望
時間的連関性
サークルテスト
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2013-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129