感謝が生じやすい状況における感情体験の特徴 <論文>
広島大学心理学研究 12 号
15-27 頁
2013-03-31 発行
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種類 :
全文
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タイトル ( jpn ) |
感謝が生じやすい状況における感情体験の特徴 <論文>
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タイトル ( eng ) |
Features of emotional experiences in the situation arousing the feeling of gratitude
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作成者 |
蔵永 瞳
樋口 匡貴
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収録物名 |
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
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号 | 12 |
開始ページ | 15 |
終了ページ | 27 |
収録物識別子 |
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
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抄録 |
本研究の目的は,感謝が生じやすい状況と生じにくい状況を明らかにした上で,それらの状況における感謝の感情体験の違いを検討することであった。482 名の日本人大学生を対象とする調査の結果,感謝が生じやすい状況は,他者から直接支援を受けるような状況や,他者に負荷がかかることで間接的に支援を受けるような状況であることが示された。これに対して,個人をとりまく状態が好転するような状況や,一見大きな変化のない平穏な状況では,感謝が生じにくいことが示された。さらに,感謝が生じやすい状況では,感謝の肯定的内容(満足感)と非肯定的内容(申し訳なさ)がいずれもある程度強く経験されているのに対して,感謝が生じにくい状況では,そのうちどちらかが経験されていなかったり,どちらの感情体験も弱いことが明らかとなった。
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著者キーワード |
感謝
援助
ポジティブ感情
申し訳なさ
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NDC分類 |
心理学 [ 140 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
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発行日 | 2013-03-31 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129
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