イノベーションプロセスに関する研究 : ユーザーイノベーションの生成プロセス <論文>
広島大学マネジメント研究 12 号
51-62 頁
2012-03-23 発行
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種類 :
全文
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タイトル ( jpn ) |
イノベーションプロセスに関する研究 : ユーザーイノベーションの生成プロセス <論文>
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タイトル ( eng ) |
A Study on the innovation process : The generation process of an user innovation <Paper>
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作成者 | |
収録物名 |
広島大学マネジメント研究
Hiroshima University Management Review
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号 | 12 |
開始ページ | 51 |
終了ページ | 62 |
収録物識別子 |
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355
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抄録 |
本稿の目的は,これまで描かれてこなかったユーザーイノベーションのプロセスを描写し,そのモデル化を行うことである。本稿の分析対象は,通常の意味でのマネジメントの要素を含まないユーザーイノベーションという現象そのものにある。
本稿では,最初に既存のユーザーイノベーション研究を検討し,そこには動的なイノベーションプロセスへの検討が不十分であったことを指摘した。こうした既存研究の間隙を埋めるため,本稿ではLinuxの開発プロセスをユーザーイノベーションの開発プロセスとして読み替え,リードユーザーとそのコミュニティによるイノベーションの開発プロセスを検討した上で,そのモデル化を行った。 こうした作業から,Linux開発におけるユーザーイノベーションのプロセスとして,契機としての使用による学習・期待利益・粘着情報,ユーザーのリードユーザー化の過程,ユーザーおよびリードユーザーによるアウトプットの無償公開,リードユーザーによるコミュニティのマネジメント,流動的で非公式な階層性をもつコミュニティの形成といった要因を明らかにした。ユーザーイノベーションは固有の開発プロセスを有しているのである。 |
著者キーワード |
ユーザーイノベーション
イノベーションプロセス
リードユーザー
コミュニティ
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NDC分類 |
経済 [ 330 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学マネジメント学会
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発行日 | 2012-03-23 |
権利情報 |
Copyright (c) 2012 by Author
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出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355
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