保育カンファレンスの外部公開は内部の保育者に何をもたらすのか

学部・附属学校共同研究紀要 Issue 40 Page 177-182 published_at 2012-03-26
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File
AnnEducRes_40_177.pdf 497 KB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
保育カンファレンスの外部公開は内部の保育者に何をもたらすのか
Title ( eng )
What does the outside exhibition of the early childhood education and care conference bring inside kindergarten teachers?
Creator
Hayashi Yoshie
Higiri Keiko
Syouda Ruriko
Fujihashi Tomoko
Contributors 中西 さやか
Contributors 境 愛一郎
Contributors 刘 原婧璇
Source Title
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
Issue 40
Start Page 177
End Page 182
Journal Identifire
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
Abstract
広島大学附属幼稚園では,『子どもの経験から振り返る保育プロセス』(秋田他,2010)を用いた保育カンファレンスを,外部に対して公開し,一緒にカンファレンスを行う試みを行った。本研究は,内部の保育者にとっての,公開カンファレンスのメリット・デメリットを明らかにするとともに,公開カンファレンスを実践しての気づきや示唆を得ることを目的として行われた。

内部の保育者からは,今までない新たな視点を与えられるというメリットが多く示された。保育者以外が事例を収集し,ファシリテーターが進行をし,自園が有する特有の文化や価値観に縛られていない外部参加者が発言するという,普段とは異なる要素の加わった公開カンファレンスが営まれることで,自園のカンファレンスにはない「新たな気づき」を得られる可能性が示され,特にベテランの保育者にとって有効である可能性が示唆された。同時に,特定の子どもに対する援助を探る際には園内のみで行う方が有効ではないかとの意見も示され,メリット,デメリット双方が浮かび上がった。また,公開カンファレンスを成立させる要因として,ビデオ映像や,「安心度」・「夢中度」という評価基準の存在の意義が示された。
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学学部・附属学校共同研究機構
Date of Issued 2012-03-26
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679