森の保育環境と幼児の身のこなしとの関連

学部・附属学校共同研究紀要 Issue 40 Page 141-146 published_at 2012-03-26
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File
AnnEducRes_40_141.pdf 1.8 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
森の保育環境と幼児の身のこなしとの関連
Title ( eng )
A study of the relationship between the childcare environment in woods and the child physical movement.
Creator
Ochiai Sayuri
Higiri Keiko
Fujihashi Tomoko
Source Title
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
Issue 40
Start Page 141
End Page 146
Journal Identifire
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
Abstract
「森で育った子どもたちは,身のこなしがよい。」保育者のこの実感に基づき,森の保育環境で育った子どもとそれ以外の子ども(統制群)の身のこなしのよさを比較した。研究Iでは,体のバランスを保つ力が身のこなしと関連していると考え,重心動揺の大きさを比較した。その結果,森の保育環境でより長い時間を過ごしてきた5歳児において,統制群との間に重心動揺の差がなかったため,森の保育環境が体のバランスを保つ力に及ぼす影響は確認できなかった。研究IIでは,森の保育環境のより長期的な影響を検証するため,森の保育環境のある幼稚園を卒園した小学校1年生とそれ以外の子どもの運動能力を比較した。その結果,複数の種目において森の保育環境で育った子どもの運動能力が統制群よりも高かった。これらの結果から,森の保育環境によっていくつかの運動能力が育まれることが明らかになった。また,それらの運動能力は,重心動揺よりも保育者の感じる身のこなしを表すものに近いことがわかった。
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学学部・附属学校共同研究機構
Date of Issued 2012-03-26
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679