地域のがん患者会の援助機能に関する質的分析 <論文>

広島大学心理学研究 11 号 249-258 頁 2012-03-31 発行
アクセス数 : 1559
ダウンロード数 : 701

今月のアクセス数 : 4
今月のダウンロード数 : 2
ファイル情報(添付)
HPR_11_249.pdf 1.18 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
地域のがん患者会の援助機能に関する質的分析 <論文>
タイトル ( eng )
A qualitative study on supportive functions of a community-based self-help group for cancer survivors
作成者
中岡 千幸
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
11
開始ページ 249
終了ページ 258
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
本研究の目的は,がん患者が地域で運営しているがん患者会のコミュニティとしての心理社会的な援助機能を参加観察を通して明らかにすることである。がん患者会A会が主催した勉強会,啓発イベント,語り合いの会に参加し,参加者同士の会話,相互行為を記録し,参加者が患者会から得られた援助を質的・帰納的に概念化することを試みた。その結果,139のエピソードから29の概念が得られ,以下の10カテゴリーに分類された。「社会参加の場」,「情報交流の場」,「生活体験を共有する場」,「情緒的支え合いの場」,「知的勉強の場」,「人生について考える場」,「社会資源との連携」,「学術交流」,「地域活動」,「提案」。これらの結果をもとに,地域社会におけるがん患者会の援助機能の特徴,とくに心のケアに果たす役割について考察した。
著者キーワード
がん患者会
セルフヘルプ・グループ
援助機能
質的分析
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2012-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129