陶器職人における専門家アイデンティティの生成と継承II : 島袋常秀工房の師弟関係から見た世代継承性のミクロな分析 <論文>
広島大学心理学研究 11 号
173-187 頁
2012-03-31 発行
アクセス数 : 1422 件
ダウンロード数 : 688 件
今月のアクセス数 : 6 件
今月のダウンロード数 : 2 件
この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://doi.org/10.15027/32392
ファイル情報(添付) |
HPR_11_173.pdf
1.78 MB
種類 :
全文
|
タイトル ( jpn ) |
陶器職人における専門家アイデンティティの生成と継承II : 島袋常秀工房の師弟関係から見た世代継承性のミクロな分析 <論文>
|
タイトル ( eng ) |
Generativity of professional identity in potters II : A microanalysis on achievement and successive process of potters' identity through master-student relationship at Tsunehide Shimabukuro studio
|
作成者 | |
収録物名 |
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
|
号 | 11 |
開始ページ | 173 |
終了ページ | 187 |
収録物識別子 |
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
|
抄録 |
本研究は、Professionの生成と継承に関する第二研究として、Erikson(1950)の精神分析的個体発達分化の図式の視点から、陶器職人の熟達のプロセスを実証的に検討した。沖縄県読谷壷屋焼の代表的な陶芸家である島袋常秀教授に対する個人面接から得られた語りを師弟関係に重点をおいて分析した。工房への入門から独立までのプロセスにおいて、入門の主体性、作陶の全工程に責任をもつこと、師を「見て技を体得する」こと、美を感じ受けとめる力とそれを消化し作品として生みだす展開力など、7つの重要な課題が見出された。個体発達分化の図式におけるI~V段階の心理社会的テーマが、専門的職業の次元でも再度重要な意味をもつことが示された。また、職人のProfbssional workの重要な課題である職業世界における「基本的信頼感」と感性を支える沖縄の文化的風土について考察した。
|
著者キーワード |
専門家アイデンティティ
世代継承性
師弟関係
陶器職人
|
NDC分類 |
心理学 [ 140 ]
|
言語 |
日本語
|
資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
|
発行日 | 2012-03-31 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129
|