発達障がい者に対する大学生の認識・態度 : 接触経験・所属学部・ボランティア経験の影響 <論文>

広島大学心理学研究 11 号 79-88 頁 2012-03-31 発行
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タイトル ( jpn )
発達障がい者に対する大学生の認識・態度 : 接触経験・所属学部・ボランティア経験の影響 <論文>
タイトル ( eng )
View and behavior of Japanese university students toward people with developmental disabilities : Effects of contact experience, affiliated faculties and volunteer experience
作成者
縄中 美穂
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
11
開始ページ 79
終了ページ 88
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
本研究は,大学生を対象として質問紙調査を実施し,大学生における発達障がい者への認識・態度に,過去の接触経験,現在の所属学部,ボランティア経験がどのように影響を及ぼすのかについて検討を行った。その結果,過去の接触経験の有無に関しては,接触経験がある学生の方が,発達障がい者との具体的な行動場面においてより抵抗感を感じる傾向が示された。他方,過去の接触経験と個人属性(所属学部,ボランティア経験)の影響に関しては,過去の接触経験に関係なく,教育学部の学生と発達障がい者へのボランティアを行っている学生の方が発達障がい者への認識・態度がより肯定的であることが示された。以上の結果より,過去の接触経験それ自体が影響を及ぼしているわけではなく,そのことで個人が何を感じ,どのような進路選択を行っていくのかがその後の発達障がい者への認識・態度と関連していることが示唆された。
著者キーワード
発達障がい
大学生
接触経験
所属学部
ボランティア
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2012-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129