大学史教育を通じた進学適性の自覚促進に関する研究(2) : 中等教育と高等教育の接続関係改善に向けた大学情報提供の在り方について

学部・附属学校共同研究紀要 Issue 39 Page 375-380 published_at 2011-03-24
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File
AnnEducRes_39_375.pdf 1.08 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
大学史教育を通じた進学適性の自覚促進に関する研究(2) : 中等教育と高等教育の接続関係改善に向けた大学情報提供の在り方について
Title ( eng )
A Survey and Study of the consciousness progression on the high school student's higher education selection by the lecture of History of University. (2)
Creator
Source Title
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
Issue 39
Start Page 375
End Page 380
Journal Identifire
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
Abstract
本研究は広島大学附属高等学校(以下, 附属高)生徒の進学適性に対する自覚の形成に, 大学史教育がどのように寄与できるかを考察しようとするものである。

調査の結果, 大学史の講義は生徒の興味を喚起する上で, 事前調査段階での肯定的意見が否定的意見を23.7%上回り(表12より算出), 講義実施後の調査では興味深いとした意見が22.8%上回った(表23)。これに関連して受講前の期待に対する適合度は60.0%上回った(表22)。このことから大学史講義は生徒から期待を受け, 実施後はその期待を上回って好評であったことがわかった。講義内容に対する満足度についても肯定的意見が48.3%上回り(表25), 講義を同年代の他の高校生に推奨するかとの質問においても肯定的意見が, さらに講義の続きを受けたいかとの質問でも, 肯定的意見が否定的意見に比べ36.6%上回った(表28)。

大学史の講義を他の生徒に勧めたい理由として「広大に行く人も多いと思うので, 知っていて損はない」「広島大学という身近な大学が実はとてもすごいところだと分かってもらいたいから」といった意見も寄せられ, 講義開設の意義が生徒に受容されていることがわかる。
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学学部・附属学校共同研究機構
Date of Issued 2011-03-24
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679