学童における鼻咽腔疾患の実態調査について

学部・附属学校共同研究紀要 39 号 359-362 頁 2011-03-24 発行
アクセス数 : 1373
ダウンロード数 : 1716

今月のアクセス数 : 4
今月のダウンロード数 : 8
ファイル情報(添付)
AnnEducRes_39_359.pdf 914 KB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
学童における鼻咽腔疾患の実態調査について
タイトル ( eng )
Clinical survey of nasopharyngeal condition in Japanese elementary school children
作成者
渡辺 元気
堀畑 篤史
村崎 恭子
石徳 由希
大松 恭宏
秋山 哲
丹根 一夫
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
39
開始ページ 359
終了ページ 362
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
鼻咽腔疾患は歯列・顎顔面形態異常をもたらす後天的要因の一つであり, これを早期に発見し治療を行うことは, その後に惹起される不正の発現・増悪を予防するうえで非常に重要である。鼻呼吸障害を客観的に診断する方法としては, 従来, 鼻腔通気度検査が用いられているが, 小児の鼻腔抵抗値における基準は未だ定められていない。近年, アレルギー性鼻炎を代表とする鼻咽腔疾患は, スギ花粉症の急増に伴い30%以上とも言われており, 今後も増加傾向がみられることから, 小児の鼻腔抵抗値に基準を設け, 鼻呼吸障害の重症度を診断することは, 成長発育の過程において重要であると思われる。そこで今回我々は, 広島大学附属東雲小学校の児童を対象に鼻腔通気度測定による客観的評価とアンケート調査による主観的評価により, 鼻呼吸障害の実態を調査することを目的とした。その結果, 全学年における鼻腔抵抗値は0.54±0.28Pa/cm3/secとやや高い値を示した。またアンケートによる主観的評価により, 対象児童を正常群と鼻疾患群の2群に分類したところ, 正常群の鼻腔抵抗値は0.43±0.12Pa/cm3/secであることが分かった。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2011-03-24
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679