中学校・高等学校音楽科における聴取力育成プログラム開発のための基礎的研究(1) : 聴取力に着目した音楽科学力調査をとおして

学部・附属学校共同研究紀要 39 号 153-158 頁 2011-03-24 発行
アクセス数 : 1654
ダウンロード数 : 319

今月のアクセス数 : 3
今月のダウンロード数 : 3
ファイル情報(添付)
AnnEducRes_39_153.pdf 1.03 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
中学校・高等学校音楽科における聴取力育成プログラム開発のための基礎的研究(1) : 聴取力に着目した音楽科学力調査をとおして
タイトル ( eng )
A basic study on the development of listening ability (1) : Discussion on analytical results of music achievement test focused on listening ability.
作成者
藤井 恵子
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
39
開始ページ 153
終了ページ 158
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
本研究の目的は, 中学校1年生を対象として, 聴取力を中心とした音楽科学力調査を行い, 小学校修了程度の内容をどの程度獲得しているのかを明らかにすることである。音楽科学力調査問題作成にあたって, まずわが国でこれまでに行われた音楽科学力調査の内容を概観し, それを参考にして, 聴取力に着目した音楽科学力調査問題を作成した。附属中学校4校で調査を行った結果, 拍子を聴き分ける力, 速度を聴き分ける力, 聴取した音と楽譜を照合する力はかなり育っていることがわかった。それらに比べて, 長調・短調を聴き分ける力は, やや成績が低かった。楽器の音色を聴き分ける力は, 楽器によって正答率にかなり差があることがわかった。ティンパニ, シンバル, フルート, トランペット, ヴァイオリンは80%以上の正答率であり, チェロは75%の正答率であった。これに対して, クラリネットとホルンはともに40%台の正答率であり, これらの楽器の音色を聴き分けることは難しいことがわかった。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2011-03-24
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679