トカラ列島北部に位置する口之島, 中之島の浅海魚類相
生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要 44 巻
1-13 頁
2005-11-22 発行
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JGradSchBiospSci-HiroshimaUniv_44_1.pdf
3.94 MB
種類 :
全文
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タイトル ( jpn ) |
トカラ列島北部に位置する口之島, 中之島の浅海魚類相
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タイトル ( eng ) |
Fish Fauna at Reefs of the Northern Tokara Islands, Southern Japan
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作成者 |
門田 立
木寺 哲明
相良 恒太郎
柴田 淳也
武山 智博
藤田 治
橋本 博明
具島 健二
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収録物名 |
生物圏科学 : 広島大学大学院生物圏科学研究科紀要
Journal of the Graduate School of Biosphere Science, Hiroshima University
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巻 | 44 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 13 |
抄録 |
トカラ列島は南西諸島から九州四国太平洋岸にかけて大きく変化する魚類群集構造を捉える上で重要な地理的位置にあるが, 浅海リーフの魚類相についての情報は乏しい。そこで2002, 2003年の10月において, 広島大学練習船豊潮丸を使用し, トカラ構造海峡の南, トカラ列島北部に位置する口之島, 中之島の2島の浅海リーフにおいて, 潜水センサス(のべ12-13時間)を実施した。口之島では156種, 中之島ではハマクマノミを含む113種, あわせて41科199種の魚類を確認した。1種の温帯種をのぞき, すべて南西諸島に出現が認められている熱帯性魚種であった。中之島で確認されたハマクマノミは, これまでの分布の北限を更新した。トカラ構造海峡より北の海域のリーフでは南日本温帯域を中心に分布する温帯性魚種が, 熱帯性魚種とともに出現することが知られているが, トカラ構造海峡を境に以南は, 温帯性魚類の出現が大きく減少することが示唆された。
Fish fauna at reefs of the two northern Tokara Islands, southern Japan, were surveyed by underwater daytime census in October 2002 and October 2003. A total of 199 species of 41 families were recorded. Almost all (99%) species were known to distribute down to the southern coral reef Islands. The fish fauna seems to fit the southernmost category of the zoogeographical areas for shallow water reef fishes (subtropical-water area for coral- and rocky-reef fishes; sensu Nakabo, 2002a).
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著者キーワード |
黒潮
潜水センサス
トカラ構造海峡
熱帯性魚類
Coral reef fishes
Kuroshio Current
Tokara Strait
Visual census
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NDC分類 |
動物学 [ 480 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学大学院生物圏科学研究科
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発行日 | 2005-11-22 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 1348-1371
[NCID] AA11768091
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