小学校家庭科における問題解決的な学習を取り入れた調理実習授業の開発 : 自分の成長と変容を実感させる指導方法の検討

学部・附属学校共同研究紀要 38 号 217-222 頁 2010-03-31 発行
アクセス数 : 1756
ダウンロード数 : 4964

今月のアクセス数 : 9
今月のダウンロード数 : 10
ファイル情報(添付)
AnnEducRes_38_217.pdf 1.4 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
小学校家庭科における問題解決的な学習を取り入れた調理実習授業の開発 : 自分の成長と変容を実感させる指導方法の検討
タイトル ( eng )
An Approach of Teaching Method about Cooking Practice with Problem-Solving Method in Elementary School Home Economics : Through the Analyzing of Teaching Method with Pupils' Realization to Self Change and Improvement
作成者
小倉 亜砂
萱島 知子
寄与者 一色 玲子
寄与者 Isshiki Reiko
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
38
開始ページ 217
終了ページ 222
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
学校教育における食育の重要性が提唱される中で, 小学校家庭科の食生活学習は重要な位置を占めている。本報では, 問題解決的な学習を取り入れ, 児童が自分の成長と変容を実感して生活実践につなぐことができるような「段取りを考える調理学習」を提案した。本時は, 一食分の献立の出来上がりを想定して, 作業の順番, 班員の分担, 時間配分, 効率や安全を考慮した準備作業の必要性などについて主体的に考えさせる実践であった。これまでの学習や体験に基づいて自分で作業過程をイメージしたり, 班で話し合ったり, 栄養指導教諭の話を聞いたりすることによって, 思考が広がり深まっている様子がみられた。作業過程をメタ認知するこのような学習の機会は, 広範で複雑な生活事象を学習対象とする家庭科学習には不可欠である。限られた時間で児童が多様な視点から調理作業の要素や流れについて考えることができたことは大きな成果であった。調理作業全体の流れを把握して, その中で自分の役割が分かり, その役割がこなせること, また周囲の状況を踏まえた上で行動できることが, 自分の成長と変容を実感し, 調理学習を生活実践につなぐ上で重要であることも示唆された。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2010-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679