The Finding of Pennella sp. (Copepoda: Pennellidae) on the Saury, Cololabis saira, in the Western and Central North Pacific Ocean and the Okhotsk Sea <情報>

魚病研究 18 巻 4 号 205-208 頁 1984-03-31 発行
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タイトル ( eng )
The Finding of Pennella sp. (Copepoda: Pennellidae) on the Saury, Cololabis saira, in the Western and Central North Pacific Ocean and the Okhotsk Sea <情報>
タイトル ( jpn )
北西・中央太平洋およびオホーツク海のサンマに見出された寄生性橈脚類Pennella sp.について
作成者
収録物名
魚病研究
18
4
開始ページ 205
終了ページ 208
抄録
The parasitic copepod, Pennella sp., was found on the saury, Cololabis saira (BREVOORT), from the western and central North Pacific Ocean and the Okhotsk Sea in 1981 and 1982. It is supposed that the parasite population in the western Pacific area has recently increased.
1981年9月, 北海道の南東沖合で漁獲されたサンマCololabis sairaに橈脚類Pennella sp.(サンマヒジキムシ, 新称)の寄生が確認された。従来, Pennella属のサンマへの寄生は北米西岸沖合域のものに限られていたため, 1981年と翌1982年の両年にわたり, 北西・中央太平洋とオホーツク海の58点より4588尾のサンマを得て, その寄生状況を調べた。その結果, サンマヒジキムシの寄生を受けたサンマは, これらの海域に広く分布することが判明した。虫体は宿主の筋肉中に体前部を穿入させ, 一対の長い卵嚢を付けた黒色の胴部を宿主の体外に露出させていた。北西太平洋における本種の寄生率は1981年には0.7%と低かったが, 1982年には8.1%と上昇し, 最近, 本種の個体群が増大していることが示唆された。また, 過去の調査でサンマに本種の寄生を認めなかったのは, 寄生率の低さに原因すると考えられた。被寄生魚一尾当りの寄生数は最高6虫体で, 平均1.00~1.32虫体であった。
NDC分類
動物学 [ 480 ]
言語
英語
資源タイプ 学術雑誌論文
出版者
日本魚病学会
発行日 1984-03-31
権利情報
Copyright (c) 1984 The Japanese Society of Fish Pathology
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 0388-788X
[ISSN] 1881-7335
[NCID] AN00063165