文章の読解に及ぼす要約作業の効果 <資料>
教育心理学研究 Volume 29 Issue 2
Page 161-165
published_at 1981-06-30
アクセス数 : 1084 件
ダウンロード数 : 283 件
今月のアクセス数 : 0 件
今月のダウンロード数 : 1 件
この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00027824
| File | |
| Title ( jpn ) |
文章の読解に及ぼす要約作業の効果 <資料>
|
| Title ( eng ) |
Effect of Summarizing upon Reading Comprehension for Prose
|
| Creator |
Kiriki Kenshi
Ishida Megumu
|
| Source Title |
教育心理学研究
|
| Volume | 29 |
| Issue | 2 |
| Start Page | 161 |
| End Page | 165 |
| Abstract |
本研究の目的は文章を読む際に要約作業を行うことが読解にどのような影響を及ぼすかを検討することであった。実験Iでは要約作業の有無と文章の構成を変数としてとりあげたところ,要約作業を行うことは正順序の文章においては読解を促進するが,無作為順序の文章においては促進しないことがわかった。また,このような効果は真偽判断テストの成績に反映され,文章完成テストには反映されないことが示された。実験IIでは要約作業が果たす主たる役割と思われる論旨展開の理解と重要な内容の選択作業をとりあげこれらの要因の効果を検討したが,論旨教示条件,選択作業条件の成績は統制条件より向上しなかった。以上の結果から,要約作業が読解において果たす役割は積極的に文章に働きかけることによって一連の読解のプロセスを促進することであると考えられる。
|
| NDC |
Psychology [ 140 ]
Education [ 370 ]
|
| Language |
jpn
|
| Resource Type | journal article |
| Publisher |
日本教育心理学会
|
| Date of Issued | 1981-06-30 |
| Publish Type | Version of Record |
| Access Rights | open access |
| Source Identifier |
[ISSN] 0021-5015
[NCID] AN00345837
|
