幼若永久歯の総合的研究 : 萌出程度, 歯の異常, 歯列・咬合

小児歯科学雑誌 38 巻 1 号 1-13 頁 2000 発行
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タイトル ( jpn )
幼若永久歯の総合的研究 : 萌出程度, 歯の異常, 歯列・咬合
作成者
長坂 信夫
岡田 臨三
粟根 佐穂里
松下 愛
三浦 一生
五十嵐 清治
小口 春久
甘利 英一
神山 紀久男
真柳 秀昭
佐藤 博
鈴木 康生
野田 忠
下岡 正八
五嶋 秀男
渡部 茂
栗原 洋一
前田 隆秀
小野 博志
菊池 進
町田 幸雄
赤坂 守人
佐々 竜二
桧垣 旺夫
内村 登
大森 郁朗
今西 孝博
宮沢 裕夫
黒須 一夫
吉田 定宏
大東 道治
祖父江 鎭雄
下野 勉
西野 瑞穂
木村 光孝
中田 稔
本川 渉
後藤 譲治
小椋 正
収録物名
小児歯科学雑誌
38
1
開始ページ 1
終了ページ 13
抄録
幼若永久歯の保護と小児期の口腔健康管理法の確立を目的として、全国29大学歯学部小児歯科学講座および教室により、 5歳Oか月から16歳11か月までの男子2015名、女子2065名、計4080名の小児を対象として、萌出程度、歯の異常、歯列・咬合状態について調査集計し、以下の結果を得た。1)左右の同名歯の萌出程度は、全ての年齢で、男女ともに差が認められなかった。萌出程度の性差については女子の方が男子より早く萌出する傾向を認めた。男女ともに最も早く萌出する歯は下顎中切歯であり、第二小臼歯を除いて下顎が上顎同名歯に比べて早く萌出する傾向を認めた。2)歯質・形態異常が最も多く認められた歯は、男女ともに上顎側切歯であった。歯冠の白斑および白濁は、男女ともに上顎中切歯に最も多くみられ、下顎より上顎が高頻度である傾向を認めた。エナメル質減形成の発現頻度は、全ての歯種において1%以下であった。栓状歯および切歯盲孔は上顎側切歯に最も多くみられた。カラベリー結節は異常結節の中で最も出現する頻度が高かった。切歯結節・中心結節の出現する頻度は、全ての歯において1%以下であった。3)正常咬合以外のものの発現する頻度は、男女ともに叢生が最も高く、開咬が最も低い年齢が多かった。上顎前突は、女子より男子の方が多い傾向が認められ、ほぼ12歳まで発現頻度が高くなることが示唆された。反対岐合と開咬は男女ともに全ての年齢において10%以下であった。叢生は男子より女子の方が発現頻度が高く、早期に発現する傾向を認めた。
著者キーワード
幼若永久歯
萌出程度
歯の異常
歯列
咬合
NDC分類
医学 [ 490 ]
言語
日本語
資源タイプ 学術雑誌論文
出版者
日本小児歯科学会
発行日 2000
権利情報
Copyright (c) 2000 Authors, 日本小児歯科学会
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 0583-1199
[NCID] AN00116228