視覚障害幼児の仲間入り行動で用いたストラテジーについて : 2例の統合保育場面における盲児の観察から <原著論文>

アクセス数 : 2128
ダウンロード数 : 598

今月のアクセス数 : 3
今月のダウンロード数 : 3
File
CSERP_4_31.pdf 548 KB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
視覚障害幼児の仲間入り行動で用いたストラテジーについて : 2例の統合保育場面における盲児の観察から <原著論文>
Title ( eng )
Strategy to Join a Sighted Group in Children with Visual Impairment
Creator
Shirai Yuriko
Kobayashi Hideyuki
Source Title
障害児教育実践センター研究紀要
The Bulletin of the Center for Special Needs Education Research and Practice, Graduate School of Education, Hiroshima University
Issue 4
Start Page 31
End Page 40
Abstract
これまでの研究では幼稚園・保育所における視覚障害幼児の仲間との係わりや集団遊びなどには十分に視点があてられていないため、視覚障害幼児と晴眼幼児の係わりにおける指導者の配慮・支援の方法や内容が具体的に言及されていないのが現状である。本研究では2名の育児を対象として幼稚園・保育所での自由遊び場面を観察し、視覚障害幼児の仲間入り行動の成否と仲間入り行動のストラテジーとその有効性について検討を行った。その結果、視覚障害幼児においても晴眼幼児とほぼ同じような仲間入りのタクティクスの使用が確認された。また先行研究と同様に、「いれて」などの儀式的なタクティクスが仲間入りにおいて効果的であった。一方で、視覚障害児は遊びの状況を見て把握することができないため、「同調行動」や「同調発言」が必ずしも有効に働かなかった。その場合は、拒否されない程度の「接触」や「同調」を繰り返しながら遊びの状況を把握していると考える。
Keywords
統合保育
仲間入り行動
視覚障害
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学大学院教育学研究科附属障害児教育実践センター
Date of Issued 2005-12
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1348-2645
[NCID] AA11871534