日本漢音における反切・同音字注の仮名音注・声点への反映について : 金沢文庫本『群書治要』鎌倉中期点の場合
国語学 Volume 53 Issue 3
Page 1-14
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種類 :
fulltext
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Title ( jpn ) |
日本漢音における反切・同音字注の仮名音注・声点への反映について : 金沢文庫本『群書治要』鎌倉中期点の場合
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Creator | |
Contributors | 国語学会 |
Source Title |
国語学
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Volume | 53 |
Issue | 3 |
Start Page | 1 |
End Page | 14 |
Abstract |
日本漢音資料中には、反切・同音字注から作り出された「人為的漢音」が存することが指摘されている。
しかし、そのような資料は、意外と少なく、経書訓点資料である高山寺蔵『論語』鎌倉期点には、「人為的漢音」が無いことがいわれていた。 本稿では、鎌倉時代中期加点の金沢文庫本『群書治要』経部を調査し、以下の点を明らかにした。 1. 日本漢音として一般的ではない「人為的漢音」が存する。 2. 声点による声調標示も、反切・同音字注を反映した部分がある。 3. 声点による濁音標示も、反切・同音字注を反映している。 本稿の検討の結果、経書訓点資料を一律に扱えないことが知られた。今後、各文献の調査を重ね、日本漢字音における反切・同音字注の役割を考察する必要がある。 |
Keywords |
群書治要
経書
清原教隆
反切
人為的漢音
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NDC |
Japanese [ 810 ]
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Language |
jpn
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Resource Type | journal article |
Publisher |
武蔵野書院
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Date of Issued | 2002-07-01 |
Rights |
Copyright (c) 2002 by Author
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Access Rights | open access |
Source Identifier |
[ISSN] 0491-3337
[NCID] AN00087800
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