中等歴史教育における政策批判学習 : 「TVA 型開発政策と環境問題」の場合

研究紀要 /広島大学附属中・高等学校 45 号 1-12 頁 1999-03-31 発行
アクセス数 : 1192
ダウンロード数 : 339

今月のアクセス数 : 8
今月のダウンロード数 : 2
ファイル情報(添付)
KJ00000049199.pdf 1.11 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
中等歴史教育における政策批判学習 : 「TVA 型開発政策と環境問題」の場合
タイトル ( eng )
Secondary History Study based on Policy Criticism : On the Case of 'TVA and Environmental Disruption'
作成者
児玉 康弘
寄与者 国立情報学研究所
収録物名
研究紀要 /広島大学附属中・高等学校
BULLETIN /THE ATTACHED JUNIOR AND SENIOR HIGH SCHOOL HIROSHIMA UNIVERSITY
45
開始ページ 1
終了ページ 12
抄録
どうすれば「人間の意志決定過程としての歴史」を生徒に理解させることができるのか, この問いに対する一つの授業モデルを提供することが, 本稿の課題である。その際, 事例としては, アメリカのTVA型開発政策とその転換を取り上げる。公共事業政策の成功例として他国に多大の影響を与えてきたTVAは, 現在, ダム建設に伴う環境問題によって大きく揺らぎ, ついに, アメリカは大規模ダム建設政策を放棄するに至った。このようなアメリカの政策転換の苦渋の意志決定過程の歴史を教材化することが, ともすれば決定論的な歴史観の教授により無力感を与える結果になりがちな歴史授業から生徒を解き放ち, あきらめずに自分たち自身で歴史の形成に主体的に参加しようとする意志を育成する契機となれば, と考えている。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学附属中・高等学校
発行日 1999-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
日付
[作成日] 2006-03-21
収録物識別子
[ISSN] 1344-4441
[NCID] AA11466015