広島大学オープンアクセス方針実施要領
広島大学は、2018年3月27日に 「広島大学オープンアクセス方針」 を採択しました。
「広島大学オープンアクセス方針実施要領」 は、当方針の運用方法をまとめたものです。
広島大学オープンアクセス方針のポイント
広島大学オープンアクセス方針のポイントを実施要領の内容に即していくつか紹介します。
方針の対象について
●本学は、出版社、学協会、学内部局等が発行した学術雑誌に掲載された研究者の研究成果を、「広島大学学術情報リポジトリ」によって公開します。ただし、研究成果の著作権は本学には移転しません。
●研究者とは、 「教育研究情報収集システム」 のIDが発行されている次の職名の者を指します。
IDを持たない博士研究員(ポスドク)や大学院生等は、今後の検討課題として当面対象としません。
・ 役員(学長、理事)
・ 大学教員(教授、准教授、講師、助教、助手、船長、一等航海士)
・ フルタイム契約職員(特任教授、特任准教授、特任講師、特任助教、寄附講座教授、寄附講座准教授、寄附講座講師、寄附講座助教、
共同研究講座教授、共同研究准教授、共同研究講師、共同研究助教、助教)
・ パートタイム契約職員(特任教授、特任准教授、特任講師、特任助教、みなし専任教員)
--------2017年10月現在「教育研究情報公開の促進について」資料より
適用の例外について
(1) 研究者が理由を付して非公開を申請する場合
「オープンアクセス適用例外申請」 により、広島大学図書館運営戦略会議が当該研究成果の公開の可否を判断します。
判断結果は、当該研究者に通知します。ただし、研究成果の著作権を出版社等に譲渡しており、著者最終投稿版を含むあらゆる版の公開が著作権者により許諾されないことを図書館が確認した場合は、申請を不要とします。
<想定される理由(例)>
・研究成果が個人情報やプライバシーに関する内容を含むためインターネット上での公開が不適切である。
・本学以外の共著者の同意が得られない。
・校正によって出版社発行版と異なる内容の公開を控えたい。
・その他:(特別な理由を記述)
(2) 図書館長が公開が適切でないと判断する場合
○不正行為
捏造・改ざん・盗用・剽窃等、研究活動における不正行為があった場合、本学の決定に従い、公開しません。
○その他
非公開にすべきかどうか検討が必要となった場合、広島大学図書館運営戦略会議が当該研究成果の公開の可否を判断します。
研究成果の提供について
●研究者より提供された研究成果をもとに、図書館において著作権の確認をします。
●出版社のポリシーにより公開禁止(エンバーゴ)期間が定められている場合は、リポジトリの公開制限機能を用いて指定した日まで公開を保留します。
*著者最終投稿版
出版社版そのものではなく、出版社に受理される直前の著者最終投稿版=査読が反映されているが、出版社による最終的なレイアウト調整等がなされていない版のこと。
機関リポジトリに登録が認められているのは、多くの場合、こちらの版です。
お問合せ
●ご不明な点がありましたら、 こちら までご連絡ください。