中等教育研究紀要 /広島大学附属福山中・高等学校 39 巻
1999-03-19 発行

対話として文章を読む 国語の授業

金本 宣保
全文
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内容記述
国語の授業において, 学習者が筆者との対話として文章を読むことを学ぶことを, ねらいとした実践である。河合隼雄「心の鉱脈」を教材とした授業で対話を学習の中心として進めた。作文「河合隼雄との対話」に, 学習者の興味の深さが示されている。学習者は河合隼雄と対話することができた。現代文の授業は, 結論を教えるのではなく, 学習者が, 文章を読み, それぞれ自分で考えていくことが基本である。それをより意識的にしていく試みの実践報告である。