日本新生児看護学会誌 Volume 10 Issue 2
published_at 2004-09

新生児看護の標準化に関する検討委員会報告

平成15年度厚生労働科学研究(医療技術評価総合研究事業)医療安全に資する標準化に関する研究
Irie Akiko
Uchida Mieko
Utou Hiroko
Osanai Satoko
Muraki Yukari
Kusuda Satoshi
Makiuchi Akiko
Nomura Masako
Nakashima Satoshi
Nakagomi Satoko
fulltext
7.75 MB
JANN_10-2_2.pdf
Abstract
医療環境整備は医療の安全と信頼を確保するために不可欠であり、その対策の1つとして看護技術を標準化がある。しかし、医療内容の高度化に伴い急速に発展してきたNICU(新生児集中治療室)看護においては、看護基礎教育での系統的教育が十分ではないことも手伝い、看護技術や手順が施設間で著しく異なっている。このような状況に対して、日本新生児看護学会は平成13年に「新生児看護技術の標準化に関する検討委員会」を立ち上げ、平成15年4月から質問紙による実態調査に着手した。本研究では、平成15年度に日本新生児看護学会が収集したNICU看護技術に関する情報を、医療事故予防や安全確保の観点から分析し、標準化のための課題を明らかにすることを目的とした。