国際複占競争における関税政策と汚染量との関係についてのゲーム理論分析 : シュタッケルベルグモデル

廣島大學經濟論叢 42 巻 1・2 号 11-18 頁 2018-11-30 発行
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タイトル ( jpn )
国際複占競争における関税政策と汚染量との関係についてのゲーム理論分析 : シュタッケルベルグモデル
タイトル ( eng )
A Game Theoretical Analysis of Tariff Policy in an International Duopoly Market and Global Emissions: Stackelberg Model
作成者
収録物名
廣島大學經濟論叢
The Hiroshima Economic Review
42
1・2
開始ページ 11
終了ページ 18
収録物識別子
[ISSN] 0386-2704
[NCID] AN00213519
抄録
本稿は、貿易自由化が環境汚染排出に与える影響について、クールノー型国際複占競争モデルを用いて分析したBeladi and Oladi(2011)[Resource and Energy Economics 33 (1): 172-78]の研究をシュタッケルベルグ競争モデルに拡張した。得られた結果は以下のとおりである。貿易自由化が自国企業の汚染排出量を減少させ、その一方で外国企業の汚染排出量を拡大させる。結果として、世界全体の汚染排出量を拡大・減少させることになる。特に、外国企業の汚染排出技術が自国企業の同技術よりも効率的であれば、貿易の自由化は世界全体の汚染排出量を減少させる。本稿での分析の結果、クールノー競争や外国企業が先手の場合に比べて、自国企業が先手の場合、より広いパラメータ領域において世界全体の汚染排出量が減少することが明らかになった。
NDC分類
経済 [ 330 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学経済学会
発行日 2018-11-30
権利情報
Copyright (c) 2018 広島大学
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 0386-2704
[NCID] AN00213519