ムーソルクスキイの朗唱法研究 : 歌曲《隅っこで》に注目して

音楽文化教育学研究紀要 20 号 187-196 頁 2008-03-22 発行
アクセス数 : 757
ダウンロード数 : 131

今月のアクセス数 : 0
今月のダウンロード数 : 0
ファイル情報(添付)
MusicCultEduc_20_187.pdf 1.06 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
ムーソルクスキイの朗唱法研究 : 歌曲《隅っこで》に注目して
作成者
菊池 可奈子
収録物名
音楽文化教育学研究紀要
Bulletin of music culture education
20
開始ページ 187
終了ページ 196
収録物識別子
[ISSN] 1347-0205
[NCID] AA11546850
抄録
本研究は、筆者が修士論文のテーマとしているムーソルクスキイМодест Петрович Мусоргский(1839-1881)の歌曲研究の一部を成すものである。日本ではピアノ組曲《展覧会の絵》や管弦楽曲《禿山の一夜》で有名なムーソルクスキイであるが、彼の作曲人生におけるもっとも重要なテーマは、ロシア語の話し方に特徴的な抑揚を音楽で実現することであった。そのためムーソルクスキイ自身が特に熱心に取り組んでいたのはオペラと歌曲であった。ムーソルクスキイの作品で完成されているのは、舞台作品が3曲、合唱曲が10曲、ピアノのための作品が16 曲、管弦楽曲が4曲、歌曲が65曲で、特に歌曲については生涯にわたって絶え間なく作曲されおり、ムーソルクスキイにとって重要なジャンルであったことがうかがえる。
それを踏まえ、ムーソルクスキイの朗唱法とはいったいどのような内容であったのかを歌曲の分析から考察、解明していくことが修士論文のテーマとなっている。本稿ではムーソルクスキイの歌曲10曲を選んで行った音高とリズムにおける分析の結果と、その中で特徴的な結果が見られた歌曲《隅っこでB углу》の楽曲分析に焦点を当てて述べていく。
NDC分類
音楽 [ 760 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科音楽文化教育学講座
発行日 2008-03-22
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-0205
[NCID] AA11546850