瀬戸内海産エビクラゲの餌生物と摂餌方法に関する研究

広島大学総合博物館研究報告 8 号 39-43 頁 2016-12-25 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
瀬戸内海産エビクラゲの餌生物と摂餌方法に関する研究
タイトル ( eng )
Feeding habits of Netrostoma setouchianum (Kishinouye, 1902) collected from the central part of the Seto Inland Sea, Japan
作成者
橋本 周一郎
近藤 裕介
岩崎 貞治
足立 文
笠川 宏子
小谷野 有加
収録物名
広島大学総合博物館研究報告
Bulletin of the Hiroshima University Museum
8
開始ページ 39
終了ページ 43
収録物識別子
[PISSN] 1884-4243
[EISSN] 1884-3999
[NCID] AA12459864
抄録
根口クラゲ類エビクラゲの摂餌生態を解明するために,瀬戸内海産個体を用いて吸口構造および消化管内容物の観察を行った。吸口は長径約350μm,短径約130μm の楕円形に近い形であり,このサイズクラスの動物プランクトンが捕食されると推定される。採集した7個体の内,4個体の口腕水管内から小型浮遊性カイアシ類Paracalanus parvus s.l., Oithona sp. の2種が検出された。これらの体幅は吸口のサイズと一致する。
The feeding habits of the rhizostome Netrostoma setouchianum (Kishinouye, 1902) collected from the central part of the Seto Inland Sea, Japan was examined based on observations of the structure of secondary mouths and contents in the canals and stomach. The mouths were oval, approximately 365 μm along the major axis and 130 μm along the minor axis. Small-sized planktonic copepods such as Paracalanus parvus s.l. and Oithona sp. were found in the canals and had body widths that fell well within the size of the mouths.
著者キーワード
吸口
食性
根口クラゲ類
エビクラゲ
feeding habit
Netrostoma setouchianum
rhizostome
secondary mouth
内容記述
本研究の一部は日本学術振興会科学研究補助金(基盤研究 B25304031,代表 大塚 攻;基盤研究B26304030,代表 西川 淳)によって行われた。
NDC分類
動物学 [ 480 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学総合博物館
発行日 2016-12-25
権利情報
Copyright (c) 2016 広島大学総合博物館 Hiroshima University Museum
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1884-4243
[NCID] AA12459864