児童の得意な表現を手がかりとした創作活動のための学習材の開発 : ジョン・ゾーンの作曲手法を参照して <論文>

初等教育カリキュラム研究 4 号 53-63 頁 2016-03-31 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
児童の得意な表現を手がかりとした創作活動のための学習材の開発 : ジョン・ゾーンの作曲手法を参照して <論文>
タイトル ( eng )
Developing Learning Materials to Encourage Self-expression Based on Children's Own Resources of Expression : With Reference to the Compositional Methodology of John Zorn <Article>
作成者
収録物名
初等教育カリキュラム研究
Journal of elementary education and curriculum
4
開始ページ 53
終了ページ 63
収録物識別子
[PISSN] 2187-6800
[NCID] AA12611299
抄録
2015年,筆者は集団での創作活動のための学習材《ステージ》を開発した。本学習材は,参加する児童一人ひとりが得意とする表現を手がかりとして創作活動を行うという特質を持っている。その背景には,現在の小学校音楽科において広く用いられている創作活動のための学習材の多くが,学習指導要領に示された〔共通事項〕を手がかりとしており,参加する児童一人ひとりの持つ表現リソースを顧みていないことへの問題意識があった。開発に際しては,ジョン・ゾーンの作曲手法を参照し,表現を素材とみなして編集する方法を採用した。このような学習材を用いた創作活動には,集団での創作活動の方法知の獲得や協働的問題解決能力の育成などが期待できる。
In 2015, I developed learning material to encourage self-expression. This material, entitled "Stage," was designed as a theater piece based on what children can do well. In my experience, I have noticed that the typical learning materials for music making are rarely based on children's own resources of expression. Rather, they are frequently based only on the "Common Items" of the government curriculum guidelines. In the process of the development of the "Stage," I have drawn on the compositional methodology of John Zorn, specifically his method of editing, in which he regards performance as material. Using the "Stage," children are encouraged to develop their creative processes.
著者キーワード
創作活動
学習材開発
表現リソース
ジョン・ゾーン
編集
creative music making
developing learning materials
resources of expression
John Zorn
editing
内容記述
本論文および開発された学習材は,JSPS科研費15K04501の助成を受けたものである。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科初等カリキュラム開発講座
発行日 2016-03-31
権利情報
Copyright (c) 2016 広島大学大学院教育学研究科初等カリキュラム開発講座
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 2187-6800
[NCID] AA12611299