「日常の論理」の教育のための準備 : 論証/説明/感化の論理の区別とその内実 <論文>
初等教育カリキュラム研究 2 号
49-61 頁
2014-03-31 発行
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種類 :
全文
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タイトル ( jpn ) |
「日常の論理」の教育のための準備 : 論証/説明/感化の論理の区別とその内実 <論文>
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作成者 | |
収録物名 |
初等教育カリキュラム研究
Journal of Elementary Education and Curriculum
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号 | 2 |
開始ページ | 49 |
終了ページ | 61 |
収録物識別子 |
[PISSN] 2187-6800
[NCID] AA12611299
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抄録 |
本論は,「日常の論理」の教育のために必要な準備を行うものである。日常の論理は,非形式論理学の論理であり,形式論理学の論理と対照をなす。日常の論理は,議論の論理・説明の論理・感化の論理の三つに分類できる。議論の論理は,正しさを立証するもの,説明の論理は,すでに正しいと考えられていることの原因や理由などを説明するもの,感化の論理は,まだ正しいとは限らない主張によって受け手を感化するものとした。また,トポス(=通念)論を援用し,議論の論理は,固有のトポス(領域固有の知識)を出発点として,専門家が専門家に向けたもの,説明の論理は,固有のトポスを出発点として,専門家が大衆に向けたもので,小中の説明文に見られるもの,感化の論理は,共通のトポス(人々がそう考える傾向)を出発点として,大衆(多くの場合非専門家的な知識人)が大衆に向けたもので,中高の評論文に見られるもの,とした。さらに,それぞれの特質に合わせた教育の必要性が展望されるとした。
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著者キーワード |
日常言語の論理
説明
感化
論証
国語科
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NDC分類 |
教育 [ 370 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学大学院教育学研究科初等カリキュラム開発講座
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発行日 | 2014-03-31 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 2187-6800
[NCID] AA12611299
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