就職面接場面における自己高揚呈示が大学生に及ぼすネガティブな影響の検討 <論文>

広島大学心理学研究 13 号 45-59 頁 2014-03-31 発行
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タイトル ( jpn )
就職面接場面における自己高揚呈示が大学生に及ぼすネガティブな影響の検討 <論文>
タイトル ( eng )
Negative affect of self-enhancing presentation in job interviews among Japanese university students <Article>
作成者
澤 成都子
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
13
開始ページ 45
終了ページ 59
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
就職面接は内定の成否に深く関わる重要な活動であるが,面接に自信のない大学生が多く,精神的健康に悪影響が及んでいるという問題がある。本研究ではなぜ面接を苦手とするのか,就職面接場面で求められている自己高揚呈示に着目して検討した。就職活動が身近な大学生を対象として2つの調査を行った結果,自己卑下呈示規範を内在化しているために面接の自己アピールに対して自己嫌悪といった否定的意識を抱くこと、並びに志望する企業が求める基準に自分が達していないと感じることによってもネガティブな影響が及ぼされることが明らかとなった。このことから,自己高揚呈示で生じる呈示する自己と自己概念の不一致ではなく、企業が求める人材像と自己概念の不ー致によって,大学生は面接を苦手に感じることが示唆された。また,内定を獲得している人は、面接の自己アピールに対して否定的意識を抱かず,精神的健康が高いことが示された。
著者キーワード
就職面接
自己高揚呈示
否定的意識
自己卑下呈示規範
自己不一致
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2014-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129