自己スキーマと出身地についての知識との関連 : 沖縄県を例にして <論文>

広島大学心理学研究 Issue 13 Page 35-44 published_at 2014-03-31
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File
HPR_13_35.pdf 524 KB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
自己スキーマと出身地についての知識との関連 : 沖縄県を例にして <論文>
Title ( eng )
Relation between self-schema and knowledge of the hometown : A case of Okinawa <Article>
Creator
Miyagi Madoka
Yamanoha Tsuyoshi
Source Title
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
Issue 13
Start Page 35
End Page 44
Journal Identifire
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
Abstract
本研究は,沖縄県大学生を対象に,自己スキーマと特定の文化に最も多くみられる性格特性(モーダル・パーソナリティ)の関連について川平(1988)の性格特性認知課題を用いて検討した。性格特性認知課題では,予備調査を基に選定した沖縄県民と他県民のモーダル・パーソナリティが自己の性格にあてはまるか(自己判断課題),沖縄県民と他県民のどちらに特徴的か(モーダル・パーソナリティ判断課題)の判断を課した。また,モーダル・パーソナリティ判断課題の前には,自己の性格が日本人的か否かのフィードバックあるいは沖縄の自然風景写真を提示することによって,沖縄県民意識の操作を行った。実験の結果,自己判断課題において,自己記述的と判断された沖縄県民と他県民のモーダル・パーソナリティ数に出身県による差はみられなかった。しかし,沖縄の自然風景写真を提示後にモーダル・パーソナリティ判断課題を課した場合,沖縄県出身者は沖縄県民のモーダル・パーソナリティを正確に識別できることが明らかになった。以上の結果は,現在の沖縄県民においては自己スキーマとモーダル・パーソナリティの関連が希薄化していることを示唆している。
Keywords
自己スキーマ
モーダル・パーソナリティ
沖縄県
NDC
Psychology [ 140 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
Date of Issued 2014-03-31
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129