ハーモニー認知と空間的処理の関連 : ERANを指標として <論文>

広島大学心理学研究 13 号 11-23 頁 2014-03-31 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル ( jpn )
ハーモニー認知と空間的処理の関連 : ERANを指標として <論文>
タイトル ( eng )
The relation of harmony cognition and spatial processing : An event-related potential study using ERAN <Article>
作成者
収録物名
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
13
開始ページ 11
終了ページ 23
収録物識別子
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
抄録
ハーモニー処理を反映するERP成分として,ERANが報告されている。本研究では,ハーモニー処理の基礎となる調性階層性が脳内において空間的性質をもつ心的表象として表現されていると仮定し,心的回転課題の遂行がERANに及ぼす影響について調べることで,この仮定が妥当であるかどうかを検討した。調性階層性の表象が空間的性質をもつならば,心的回転という空間的要素をもつ課題を同時に行うことで,ERANの振幅が小さくなると予測した。心的課題,視覚探索課題,および静止画注視課題を遂行中の12名の成人から,ナポリの六を含む和音進行に対するERPを記録した。その結果,心的回転課題条件のERANの振幅が,他の2条件に比べて小さかった。これは,空間的課題を行うことにより,空間的性質をもつ調性階層性に基づく調性の確立が妨害された結果であると考えられる。
著者キーワード
ハーモニー
ERP
ERAN
空間的処理
調性階層性
NDC分類
心理学 [ 140 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
発行日 2014-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129