動的視覚ノイズが具象単語産出課題中の脳活動に及ぼす影響 : 近赤外分光法(NIRS)を用いた検討 <論文>

広島大学心理学研究 Issue 13 Page 1-10 published_at 2014-03-31
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File
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Title ( jpn )
動的視覚ノイズが具象単語産出課題中の脳活動に及ぼす影響 : 近赤外分光法(NIRS)を用いた検討 <論文>
Title ( eng )
The effect of dynamic visual noise on brain hemodynamic response during concrete word production task <Article>
Creator
Takamura Masahiro
Nishimoto Mika
Hayashi Shunsuke
Yamamoto Fumie
Source Title
広島大学心理学研究
Hiroshima Psychological Research
Issue 13
Start Page 1
End Page 10
Journal Identifire
[PISSN] 1347-1619
[EISSN] 2759-0968
[NCID] AA11616129
Abstract
二重課題法や脳活動測定などの手法を用いた先行研究から,具象単語の意味処理に視覚イメージ処理が関与することが示唆されている。しかし,これまでの研究では主に単語の意味判断課題や記憶課題が用いられ、単語産出課題を用いた詳細な検討は行われていない。本研究では,具象単語の産出数や産出時の脳活動に視覚妨害課題が及ぼす影響を調べ,具象単語産出における視覚イメージ処理の関与を検討した。10名の成人女性に単語産出課題を実施し,近赤外分光法で課題遂行中の脳血流反応を記録した。単語産出課題は,単語の種類(具象・抽象)×視覚妨害(あり・なし)の4条件で行った。結果,単品産出数には視覚妨害の影響はみられず,具象単語がより多く産出された。脳血流反応では,具象単語条件において左前頭で有意な視覚妨害の効果がみられた。抽象単語条件では有意な視覚妨害の効果はみられなかった。この結果は,具象単語の産出に視覚処理が関与することを示唆する。
Keywords
単語産出課題
具象性効果
二重課題法
近赤外分光法(NIRS)
NDC
Psychology [ 140 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学大学院教育学研究科心理学講座
Date of Issued 2014-03-31
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1347-1619
[NCID] AA11616129