広島県福山市鞆町の「鞆の津塔」 <資料>

広島大学総合博物館研究報告 Issue 5 Page 47-59 published_at 2013-12-25
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File
BullHiroshimaUnivMuseum_5_47.pdf 1.1 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
広島県福山市鞆町の「鞆の津塔」 <資料>
Title ( eng )
Tomonotsuto (stone pagoda of tomonotsu) in Fukuyama city, Hiroshima <Data>
Creator
Danjo Kouji
Source Title
広島大学総合博物館研究報告
Bulletin of the Hiroshima University Museum
Issue 5
Start Page 47
End Page 59
Journal Identifire
[PISSN] 1884-4243
[EISSN] 1884-3999
[NCID] AA12459864
Abstract
著者らは,鞆の浦の社寺建築および社寺境内の石造文化として特に重要と思われる鞆の津塔について調査を行う機会を得た。1 基ごとに実測図を作成し,さらに造立年代や構造形式などについて調査を行った。その結果,鞆の津塔は,五輪塔と宝篋印塔の部材を混在させた石塔と考えられた. また基礎正面に束で2 分割した格狭間,両側面に通常の格狭間を彫ること,さらに隅飾が同時代の宝篋印塔と比べて外側への傾斜が極めて少なく伝統的であることなどが特色として挙げられた。またおおよその造立年代が17 世紀頃と推測され,約100 年の間に集中的に造立されたという可能性が指摘できた。さらに規模が大きく,そのような石塔の施主が商人であることなどが注目され,裕福な商人の経済力を背景に造立されたものと考えられ,鞆の浦の港町としての繁栄を物語る歴史資料として重要である。
Keywords
五輪塔
石造文化財
鞆の浦
福山市
宝篋印塔
NDC
Architecture. Building [ 520 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学総合博物館
Date of Issued 2013-12-25
Rights
Copyright (c) 2013 広島大学総合博物館 Hiroshima University Museum
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1884-4243
[NCID] AA12459864