青年における人間関係調整スキルの特質 : ふれ合い恐怖的心性と対人恐怖的心性に着目した分析 <論文>

広島大学マネジメント研究 Issue 13 Page 125-132 published_at 2012-12-26
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File
HUMR_13_125.pdf 1.56 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
青年における人間関係調整スキルの特質 : ふれ合い恐怖的心性と対人恐怖的心性に着目した分析 <論文>
Title ( eng )
Characteristics of skills of adjusting interpersonal relationships in Japanese adolescents : A comparison between commu-phobic tendency and anthropophobic tendency <Paper>
Creator
Maedomari Marina
Source Title
広島大学マネジメント研究
Hiroshima University Management Review
Issue 13
Start Page 125
End Page 132
Journal Identifire
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355
Abstract
対人恐怖的心性者は被害妄想的認知をする傾向があり,対人関係上の調整においても防衛的に振る舞う偏りが認められる。対人恐怖の亜型にふれ合い恐怖があり,正常者の中にもふれ合い恐怖的心性を示すものがいる。このふれ合い恐怖的心性者もまた被害妄想的認知傾向があるのかどうか,また,その傾向が対人恐怖的心性者と質的に異なるのかどうかを検討することが目的である。ふれ合い恐怖尺度の下位尺度である関係調整不全と対人退却の得点によって,“対人恐怖的心性群",“ふれ合い恐怖的心性群",および“良好群"の3群に参加者を分類した。その結果,他者の行動に被害的な自己関連づけを行う傾向は対人恐怖的心性群の方が良好群と比べて強いが,他方,他者の行動を警戒する猜疑心はふれ合い恐怖的心性群が良好群よりも強かった。つまり,被害妄想的傾向の内容は対人恐怖的心性者とふれ合い恐怖的心性者では質的に異なることが明らかとなった。自己意識と他者意識の傾向についても論じた。
Keywords
青年
対人関係調整スキル
ふれ合い恐怖
対人恐怖
被害妄想
NDC
Psychology [ 140 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学マネジメント学会
Date of Issued 2012-12-26
Rights
Copyright (c) 2012 by Author
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-4086
[NCID] AA11658355