学び合いを通して気付きの質を高める生活科の授業構成

学部・附属学校共同研究紀要 Issue 40 Page 219-224 published_at 2012-03-26
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File
AnnEducRes_40_219.pdf 295 KB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
学び合いを通して気付きの質を高める生活科の授業構成
Title ( eng )
A study on awareness through cooperative learning in lessons of Living Environment Studies
Creator
Tarutani Hideyuki
Niioka Naofumi
Source Title
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
Issue 40
Start Page 219
End Page 224
Journal Identifire
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
Abstract
「気付きの質を高めること」は,新学習指導要領における生活科の最重要課題の一つである。一方,学び合いは,学校における学習の特性として重要な役割を担うものである。本研究は,どのような学び合いが気付きの質をどう高めるかについて,実践事例を通して考察することを目的とする。先行研究を踏まえ,学び合いと気付きの質の高まりの関係を,2つの場面において検討した。その結果,以下の点が確かめられたり明らかになったりした。具体的な活動や体験の場面において学び合いを成立させるためには,適度な困難性のある学習材の設定,言葉かけや具体物などの使用による問題や目的の焦点化,かかわりが生まれる学習環境づくりなどが有効であること。話し合いの場面においては,多様な気付きに出合ったりそれらを検討したりするような学び合いを通して,気付きの意味が多面的となったり複数の気付きが関連付いたりするなど,質的な高まりが見られること。一方,生活科の特性に応じた学習過程における学び合いの位置づけ,学習材の選定や学習過程の構成における教師の指導性と児童の主体性との関係については,さらに研究を進めていく必要がある。
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学学部・附属学校共同研究機構
Date of Issued 2012-03-26
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679