エースアタッカーへのトス技術に関する事例研究 : 2011ワールドカップ男子大会における日本対ポーランド戦の映像分析
テクニカルスタディ : 平成23年度科学研究委員会研究報告集
1-7 頁
2012-03-30 発行
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ファイル情報(添付) |
JVAKenkyuHokokushu2011_1.pdf
487 KB
種類 :
全文
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タイトル ( jpn ) |
エースアタッカーへのトス技術に関する事例研究 : 2011ワールドカップ男子大会における日本対ポーランド戦の映像分析
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作成者 |
西 博史
吉田 康成
福田 隆
遠藤 俊郎
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収録物名 |
テクニカルスタディ : 平成23年度科学研究委員会研究報告集
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開始ページ | 1 |
終了ページ | 7 |
抄録 |
バレーボールのエースアタッカーは,熟練者のチームでも初心者レベルのチームにおいても攻撃の中心である.複数のアタッカーが攻撃を仕掛けるコンビネーション攻撃においても,打撃回数が多く,ゲームの競り合い場面ではチームの勝敗を託してトスを上げる存在である.その場合は,相手チームのマークがついていることを承知の上でトスを上げている時もある.従ってセッターのトスワークにおいては,エースアタッカーへ上げるトスは,ブロッカーをふるような巧いトスよりもエースアタッカーが打ち易い,換言すれば丁寧に良いトスを上げることが重要であると考えられる.
小野ほか(2002)は,女子大学生の熟練者と未熟練者を被験者にして落下させたボールを直上トスさせる上肢の動きをハイスピードカメラで撮影し3次元動作分析している.また橋原と佐賀野(2004)は,大学女子選手のセッター3名に通常のジャンプトスとボール保持時間を長くしたジャンプトスを行わせトス動作を3次元分析している.そして小野ほか,橋原と佐賀野の両研究とも,ボール接触時間を長くすることは,ボールコントロールを高め,巧いセッターの条件になると示唆している.また横矢ほか(2010)は,大学男子選手のセッター3名にレシーブ返球されたボールをレフトサイドに設置した的を目標にトスさせることによりトスの正確性に関する研究を行っている。しかしながら,これまで競技中のセッターのトス動作を定量分析した研究は無く,ゲーム場面においてセッターが実際どのくらい正確な位置にトスを上げているのか,そしてコントロール良くトスを上げるためにセッターはどのような動きをしているか等については,一般化できる資料が整っていないのが現状である. そこで本研究の目的は,バレーボールの技術を身に付けていて,それが発揮されていると考えられる,国際大会競技中の選手の動きを3次元映画分析することにより,エースアタッカーへ上げるセッターのトス技術を明らかにして,今後のバレーボール指導における資料を得ることである. |
NDC分類 |
スポーツ・体育 [ 780 ]
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 研究報告書 |
出版者 |
日本バレーボール協会科学研究委員会
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発行日 | 2012-03-30 |
権利情報 |
Copyright (c) 2012 Authors
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出版タイプ | Author’s Original(十分な品質であるとして、著者から正式な査読に提出される版) |
アクセス権 | オープンアクセス |