Where is von Humboldt's University now?
大学論集 42 号
325-344 頁
2011-03 発行
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DaigakuRonshu_42_325.pdf
946 KB
種類 :
全文
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タイトル ( eng ) |
Where is von Humboldt's University now?
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タイトル ( jpn ) |
フォン=フンボルトの大学は今どこにあるか?
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作成者 |
Morgan Keith J.
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収録物名 |
大学論集
Daigaku ronshu: Research in higher education
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号 | 42 |
開始ページ | 325 |
終了ページ | 344 |
収録物識別子 |
[PISSN] 0302-0142
[NCID] AN00136225
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抄録 |
ヴィルヘルム・フォン=フンボルトの指導の下で創設されたベルリン大学は, 現代大学にとってのモデルとして広く認知されている。それは, 知識と教育の結合, 真実の追求, 外部支配からの学問の自由といった20世紀の大学像にも適合する18世紀啓蒙思想の基本原則がフンボルトの構想に組み入れられていたことが理由の一つである。とは言え, その影響が早々と広まったのは, 当時優勢であったプロイセンでの立地や時宜を得た大学における研究の制度化といったベルリン大学の創設を取り巻く諸事情の方が要因としては大きい。その後の科学や学問の発展並びにその研究倫理により, ドイツ諸大学は, 19世紀において国際的名声を勝ち得ることとなった。そして19世紀末には, その影響は日本や英国, 米国にまで及んだ。
しかしながら, こうしたドイツ諸大学の発展は, 大凡フンボルトに直接に起因するものではない。と言うのは, フンボルトの大学に関する著書が19世紀末まで発見されておらず, また, ドイツにおける彼の基本原理の影響力はそれほど大きくなかったからである。20世紀においても, 大学院や研究大学でこれらの原理が存続している証拠が随所で見られる一方で, 知的・社会的エリート供給のためのものであった高等教育の拡大が当該原理の根幹をも揺るがしたことは事実である。その一方で, 大学教授職にとっては, 外からの圧力, 要求, 統制の拡大にもかかわらず, これらの原理は従前通り, その主たる職務である教育と研究にとって不可欠なものとして受け止められている。 |
NDC分類 |
教育 [ 370 ]
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言語 |
英語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
広島大学高等教育研究開発センター
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発行日 | 2011-03 |
権利情報 |
Copyright (c) 2011 Author(s)
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出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
収録物識別子 |
[ISSN] 0302-0142
[NCID] AN00136225
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