自分なりの美意識を育む図画工作科指導法の在り方 : ポートフォリオ評価法を活用した実践研究を通して

学部・附属学校共同研究紀要 Issue 38 Page 241-246 published_at 2010-03-31
アクセス数 : 1431
ダウンロード数 : 807

今月のアクセス数 : 2
今月のダウンロード数 : 5
File
AnnEducRes_38_241.pdf 1.57 MB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
自分なりの美意識を育む図画工作科指導法の在り方 : ポートフォリオ評価法を活用した実践研究を通して
Title ( eng )
Art Education Instructional Strategy for Developing the Child's Personal Aesthetic Feeling : Practical Study through the Application of Portfolio Assessment
Creator
Nakashima Atsuo
Oka Yoshika
Source Title
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
Issue 38
Start Page 241
End Page 246
Journal Identifire
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
Abstract
本研究の目的は, 表現や鑑賞の活動を通して, 他者とかかわり合いながら, 新しい文化を形成するために必要である自分なりの「美意識」を創り出していく力を育むために小学校図画工作科の題材開発やポートフォリオ評価法を活用した実践的研究を行なうことである。

題材開発では, 我が国の伝統文化を意識した実践や子ども同士のつながりを意識した実践を行った。ポートフォリオ評価法は, 小学校2年生から6年生において, 学習の過程や振り返りの中に取り入れ, 年間を通して継続的に指導を行った。積み上げられた記録から子ども達の変容の様子を探り, その効果を検証した。

結果から, 相互鑑賞時における子ども達の記述の質の高まりが分かった。形や色など, 鑑賞のポイントを示すことで, より具体的に鑑賞を行うことができるようになった。また, 綴られた過去の自己の作品を参考にしたり, 比較したりすることによって自身の成長を感じ取り, より積極的に活動に参加できるようになった。今後の課題として, 自己の作品に対して自信を持てない子どもの割合が依然と多く, 今後も継続して時間をかけて指導をしていきたいと考えている。
NDC
Education [ 370 ]
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
広島大学学部・附属学校共同研究機構
Date of Issued 2010-03-31
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679