NICUにおける母乳育児指導に関する実情と課題 <委員会報告2>

日本新生児看護学会誌 Volume 14 Issue 1 Page 40-47 published_at 2008-03
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File
JANN_14-1_40.pdf 477 KB 種類 : fulltext
Title ( jpn )
NICUにおける母乳育児指導に関する実情と課題 <委員会報告2>
Title ( eng )
Present clinical issues about education for breastfeeding mothers in the NICUs <Committee Report 2>
Creator
Utou Hiroko
Kinoshita Chizuru
Osanai Satoko
Muraki Yukari
Awano Masayo
Okanaga Mayumi
Takada Masayo
Source Title
日本新生児看護学会誌
Journal of Japan Academy of Neonatal Nursing
Volume 14
Issue 1
Start Page 40
End Page 47
Abstract
母乳育児指導が医療保険において医療技術として認められるためには, 指導内容の標準化や効果の証明が必要である. その基礎資料を得る目的で調査を実施した. 調査は, 郵送法による構成型質問紙(一部自由記載)調査とし, 2007年8月1日から2008年3月24日までの期間で実施した. 対象は, 新生児医療連絡会に加入している202施設のNICU看護師長とした. 質問内容は, 施設の背景, NICUに入院した新生児の母親への母乳育児指導(出産後最初に行う指導・母親が退院する際の指導・最初に直母を行う際の指導・新生児が退院する際の指導), NICUにおける母乳育児支援体制, 母乳育児指導料の保険点数化とした. 分析は記述的に行った.

112施設の回答内容を分析した結果, 次の5つの課題が明らかになった. 1)出産後最初に行う指導の時期と内容の検討, 2)直母開始までのケア内容の充実, 3)新生児(乳児)の退院時における母乳栄養率の改善, 4)NICUに入院した新生児の母乳育児のためのガイドラインおよび研修に対する看護者の高いニーズに応える必要性, 5)研修と認定制度の確立. 今後の日本新生児看護学会および日本助産学会の取り組みが重要である.
Keywords
NICU
ハイリスク新生児
母乳育児
直接授乳(直母)
指導
high risk neonate
breastfeeding
feeding at breast
education
NDC
Medical sciences [ 490 ]
Language
jpn
Resource Type journal article
Publisher
日本新生児看護学会
Date of Issued 2008-03
Rights
Copyright (c) 2008 日本新生児看護学会
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Source Identifier
[ISSN] 1343-9111
[NCID] AA11269499