学童における口唇閉鎖力と横顔との関連について

学部・附属学校共同研究紀要 37 号 285-287 頁 2009-03-31 発行
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ファイル情報(添付)
AnnEducRes_37_285.pdf 1.74 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
学童における口唇閉鎖力と横顔との関連について
タイトル ( eng )
Association between the force of lip closure and lateral facial morphology in children
作成者
堀畑 篤史
渡辺 元気
相澤 光恵
大松 恭宏
丹根 一夫
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
37
開始ページ 285
終了ページ 287
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
近年, アレルギー性鼻炎や花粉症, 口蓋扁桃の肥大により鼻呼吸障害を有する小児が多く見受けられ, 昨今話題の「睡眠時無呼吸症候群」と診断されないまでも, 睡眠・呼吸障害に至る可能性が指摘されつつある。その中でも口唇閉鎖機能が低いことによる安静時の長時間に渡る上下口唇の離開は口呼吸とも密接に関連し, 口腔周囲機能の不均衡から最終的に歯列や顔面の形態的変化を引き起こす可能性もある。

そこで我々は口元を中心とした横顔の顔面分析結果から口元が突出した学童の上下口唇閉鎖力が弱いのではないかという仮説を基に, 小学4年生と5年生165名の学童を対象に口唇閉鎖に必要な力を測定した。

その結果, 上口唇の突出度を表すNasolabial angleの計測項目による分類では, 突出群の口唇閉鎖力は標準と比べ有意に低い値を示したことから, 我々の仮説である口唇閉鎖機能が弱いまたは問題があることと前歯の前方傾斜などによる口唇前突形態が密接に関連していることを示唆した。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2009-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679