中学生における歯周疾患実態調査および歯周病原細菌の分布

学部・附属学校共同研究紀要 37 号 275-278 頁 2009-03-31 発行
アクセス数 : 1153
ダウンロード数 : 448

今月のアクセス数 : 0
今月のダウンロード数 : 6
ファイル情報(添付)
AnnEducRes_37_275.pdf 1.39 MB 種類 : 全文
タイトル ( jpn )
中学生における歯周疾患実態調査および歯周病原細菌の分布
タイトル ( eng )
Status of periodontal diseases and prevalence of periodontal pathogens in junior high school students
作成者
林 文子
鈴木 淳司
河村 誠
収録物名
学部・附属学校共同研究紀要
THE ANNALS OF EDUCATIONAL RESEARCH
37
開始ページ 275
終了ページ 278
収録物識別子
[PISSN] 1346-5104
[EISSN] 2435-9041
[NCID] AA11551679
抄録
歯周病は歯周病原細菌が感染することによって惹起される疾患である。今回, 2008年度に本学附属中学校に在籍した中学1年生のうち, 保護者からの同意が得られた生徒71名を対象とし, 口腔内診査後, ブラッシングにより採取したプラークから歯周病原細菌の検出を行った。その結果, 被験者の91.5%が歯肉炎と評価された。しかし,Gingival indexおよびBleeding indexともに低い値であったことから, 歯肉炎有病者率は高いが, 軽度歯肉炎の者が多かったと考えられた。また, Aggregatibacter actinomycetemcomitans (A. a), Porphyromonas gingivalis (P. g), およびTreponema denticolaは健康歯肉群からは検出されなかった。さらに, A. a, P. gは歯肉炎群においても低い検出率であった。歯周病の進行を阻止するには, 若年者のうちに早期発見し, かつ予防処置を施すことが重要である。今回, Probing depthが4mmあった生徒もいるので学校での集団健診を活用し, 歯周病への関心を高めたいと考えている。
NDC分類
教育 [ 370 ]
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
発行日 2009-03-31
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
収録物識別子
[ISSN] 1346-5104
[NCID] AA11551679